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いちおしワインガイド


 

ワインを味わう前にまず外観や香りなどのポイントから情報を得たら、いよいよ本格的なテイスティング(試飲)=ワインを実際に口に含む段階へ。といっても、ここでは単純に味をみるというより、口の中での香りなどもあわせて味わい全体をチェックするということになります。以下の3点も踏まえ、ここでは、そんなワインの味わいのチェックポイントについて触れてみましょう。

 

いちおしワインガイド

 

いちおしワインガイド

 

いちおしワインガイド

     

ワインを口にふくんだ際、口をすぼめて空気を吸い込み、口中でワインと空気を混ぜるようにズズズ…と音をたてて吸い込むようにします。すると、ワインの香気を含んだ空気が口中にたまり、口の奥から鼻腔の後ろに達して匂いがわかるのです。それは嗅覚で感じたものとまた違うはず。

味覚というのは、舌のすべての部分ですべてを感知するわけではありません。甘みは舌の先、塩味はやや後ろの横、酸味は両脇、苦味は奥でとらえます。そしてワインの味わいは、白ワインとロゼワインなら酸味・甘みを中心に、赤ワインなら酸味・甘み・苦味の三角形としてとらえるのがポイント。すべてのワインを通じて重要なことは、バランスのよさです。さらに、偉大なワインは、味を構成する成分が豊富、複雑で品があり、香りとのバランスが素晴らしいことがポイントとなります。

ワインを口にふくんだ際、口をすぼめて空気を吸い込み、口中でワインと空気を混ぜるようにズズズ…と音をたてて吸い込むようにします。すると、ワインの香気を含んだ空気が口中にたまり、口の奥から鼻腔の後ろに達して匂いがわかるのです。それは嗅覚で感じたものとまた違うはず。

 
 

味わいのチェックポイント

《甘み》

ブドウはもともと甘みを含みますが、発酵させる時にこの甘みをどれだけ残すかによって、完成するワインのスタイルが大きく変わります。たとえばフランスのソーテルやハンガリーのトカイといった甘口ワインは、とても強い甘みを魅力としています。とはいえ、これらがおいしく感じられるのは、甘みがくどくならないように酸やミネラルなど他の要素がしっかり支えているから。甘みと旨みは密接な関係にありますが、一方で辛口ワインが料理と合わせやすく口をキリリと引き締めるように、ワインの場合は特にさまざまな味の要素が混じり合って旨みを形成するといえます。また、甘みが強いワインにはとろみがあり、蜜やオイルのような舌触りになることも特徴です。

《渋み》

ワインの渋みのもとは、ブドウの皮・茎・種に含まれるタンニンという成分。そのため、皮や茎を漬けて発酵させる赤ワインには多少の渋みが含まれます。そして、その渋みが適度であれば味わいに幅が出て、迫力あるワインに仕上がるのです。渋みは基本的に、ブドウの実が小粒であるほど多くの皮が漬けられて豊かになりますが、浸漬時間の具合でも調整できます。一方、皮や種と一緒に発酵しない白ワインでも発酵や熟成に木樽を使用すると、樽の内壁からワインへと木の渋みが伝わります。そしてパワフルな白ワインの場合、この渋みは赤ワイン同様に、味わいの幅を広げる要素となります。

《酸》

ワインに含まれる酸には、ブドウに含まれている酸と、発酵によって生まれた酸があります。その主成分はブドウに含まれる酒石酸とリンゴ酸で、ワインの印象を大きく変えています。そんな酸はワインの骨格を定める大きな役割を果たしているため、ソムリエの多くが、味わい構成の中でも極めて重要視するほど。ちなみに、酒石酸は温度変化などでカリウムと結合するとキラキラ光る結晶になりますが、その輝きにより時には「ワインのダイヤモンド」と呼ばれたりもします。

《ヴォリューム》

ヴォリュームは「味の幅」という言葉でも表現されますが、さまざまな味わいが複雑に混じり、全体のバランスがとれていながらも力強い…その力強さを示します。ヴォリューム感はアルコール分と密接な関係にあり、アルコール分の高いワインには、豊かなヴォリュームを感じることができます。そんなワインは飲み応えがあり、記憶に残りやすいもの。しかし、そのヴォリュームの方向性によっては、飲み続けると疲れを感じることもあるようです。

《ミネラル》

ワインの味わいに輪郭や骨格があるとして、それらをくっきりと浮かび上がらせるものがミネラルです。普通の煮沸水とミネラルウォーターを飲み比べると、ミネラルウォーターのほうが口中でかすかな残存感をみせますが、それがミネラルなのです。鉱物的なニュアンスのミネラルは、ワインの深みのみならず、フレッシュ感も際立たせてくれます。フランスのシャブリという白ワインは「石灰質土壌で育てられたブドウが大地から吸い上げたミネラルが大きな特徴」とされていますが、今やこのミネラルの豊かさは、どのワインでも注目すべきポイントとなっています。

《果実味》

ブドウという果実からできた飲み物なら、果実味は100%...と思われるかもしれませんが、ワインにはさまざまな味の要素が散りばめられているので、果実味もその要素のひとつにすぎません。つまり、果実味だけで完成されたワインというものは存在しないのです。それでも、果実味が非常に豊かなワインは世界各地でつくられていて、どれも「チャーミングなワイン」と表現されます。まるで新鮮な果物をジャムにしたような凝縮感が、果実味の高さの証。若いワインでは生き生きとした果実味が感じられ、熟成を重ねると穏やかに全体のトーンへと溶け込んでいきます。

 
kiso

"甘み"が決め手のおすすめ白ワイン

イケダワイナリー『甲州遅摘み2005』
やや甘口/720ml/¥1575
完熟した甲州ぶどうを丸かじりした味わい

 
 
kiso

"酸"が決め手のおすすめ白ワイン

本坊酒造 山梨マルスワイナリー『甲州ヴェルディーニヨ2006』
辛口/720ml/¥1450
爽やかな香りと際立った酸のバランスが絶妙

 
 
kiso

"果実味"が決め手のおすすめ赤ワイン

イケダワイナリー『マスカットベリーA 2006』
ライトボディ/720ml/¥1380
ベリー系の香りと果実味が凝縮したワイン

 
 
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